本日の独り言2005年分

2005年12月22日
 先日、現在使用している携帯電話
FOMASH900i)で初めて当院のパソコン用ホ
ームページを表示してみたのですがトップペ
ージは結構まともに表示できるものなのです
ね。トップの写真、回転するロゴマーク、歯
ブラシの形のリンクアイコン等がレイアウト
こそずれていますが殆ど全てのパーツが表示
されていました。そこでパソコン用ホームペ
ージを携帯電話用に移植することが可能では
ないかと考えました。今までも携帯電話用の
ホームページは作っていましたが1ページに
表示できるデータ量や、文字サイズを変更で
きないこともあって、あくまで簡易的なホー
ムページでした。
 Docomoのサイトで確認したところFOMA900
シリーズ以降文字サイズを3種類選べて1ペー
ジに100KBまでのデータを表示できることが
わかり作成してみました。結論としては、ほ
ぼ100%パソコン版と同じ内容のホームページ
を作ることができましたが画像をリサイズし
たり修正を加える度に携帯電話で確認してま
た修正等かなり大変でした。
 パソコン版との相違点及び制限事項は以下
の通りです。

・900シリーズ以降のFOMAまたはフルブラウ
 ザ対応の携帯電話を対象としています
・古い型のFOMAでも表示は可能ですが文字サ
 イズが反映されません
・標準のQVGA(240x320)の横240pixel画面に
 最適化されていますのでそれ以外の場合レ
イアウトが崩れます
・パソコン版にあるフレームは削除及び表は
 代替画像を使用しています
・更新頻度の高い「お知らせ」及び「本日の
 独り言」はアクセスしやすいように年別に
 分割しました
・リンクページも移植していますが相手ペー
 ジは殆どパソコン用です
・標準文字サイズを小としていますので液晶
 のサイズによっては読みにくい場合があり
 ます
・総ページ数86ページ、総データ量2.5MBも
 あり最もデータ量の大きなページは100KB
 あります
・1ページ10〜20KBに制限された既存の携帯
 にも対応すると数百ページにもなってしま
 うため断念しました

 携帯電話でホームページを見る場合問題に
なるのはパケット料金です。Docomoのホーム
ページを参照すると「300KBのページを表示
するのにパケット料金が561〜562円」と記載
されていますのでそれを当てはめると2.5MB
を全部見ると4,787〜4,796円掛かることにな
ります。現実には同じページを何回も行った
り来たりすることになりますからその倍近く
掛かることも考えられます。そのためFOMAペ
ージに入る部分に注意を促すページを設けま
した。これは通常のHTML文書ですのでもちろ
んパソコンでも見ることができます。
(画像)
 最近フルブラウザ対応の携帯電話等も出て
いますがそのような機能が普及するには今後
パケット料金や通信速度等の問題を解決され
る必要がありそうです。


2005年12月4日
 最近、仙台の歯科医院でもホームページを
持つところが増えています。ホームページ作
成代行業者さんのおかげかと思いますが当院
にも毎日のようにホームページを作らないか
との電話が来ますが既に当院では立ち上げて
いますのでお断りしているわけです。他院に
も同様に矢のように電話が来ていることでし
ょう。
 専門の業者さんが作っているところは検索
エンジン対策をしているのが普通ですから多
数の検索サイトにも登録しホームページの内
容(html)も検索されやすいような内容で書
かれていますので常時上位に表示されるよう
に作られているようです。
 そのようなわけで当院も微力ながらそろそ
ろ対策を施すことにいたしました。まずは今
まではhttp:/www.sdc01.comにkeywordと
description(概要)が空白でしたが11月11
日descriptionに住所と説明、keywordにその
他のキーワードを記載しました。2週間位で
Googleのキャッシュに反映されましたが「ス
ガワラ歯科 ホワイトニング」でも「スガワ
ラ歯科 歯槽膿漏」でも検索に引っかかりま
せん。keywordもdescriptionも役に立ってい
ないようです。http://www.sdc01.comはフレ
ーム転送なのでページ本文が検索に引っかか
ることはありませんので検索キーワードはこ
れ以上工夫しようがありません。「スガワラ
歯科」で検索した場合に住所と説明文が表示
されるようになったのだけが唯一のメリット
です。
 次に当サイトは2ページ目以降<META name=
#robots" content="noindex,nofollow">とい
うタグを入れて2ページ目以降が検索エンジ
ンに引っかからないようにしていましたが、
他の検索サイトさんに登録させていただく都
合上リンクページのこのタグを取り除きまし
た。合わせてリンクページはバナーにも対応
しました。せっかくsdc01.comのドメインが
あるのでHP本体のあるOCNのページはあまり
見つかってほしくないのですが。と、今回は
ここまでです。


2005年10月4日
 当サイトを開設して3年が経過いたしまし
た。アクセスカウンターの数値は1年で約2,2
00、約2年の2004年9月26日時点で4,705、そ
して3年の昨日2005年10月3日時点で8,137と
年間アクセス数は徐々に増えているようです
。ただこのアクセス数には更新時の確認のた
めの自己アクセスや広告メールを送るための
業者さんのアクセス、同業者さん(他歯科医
院関係者)のアクセスも含まれますから純粋
にどれだけの患者さん側の方が見ているのか
は微妙なところです。また巡回型の検索エン
ジンが巡回してくるときにもカウントされて
いる可能性もあります。これについては巡回
ではアクセスカウンターに加算されないとい
う説がありますがその検索エンジンの巡回方
法にもよるようです。
 2002年11月1日のこの項でGoogleでヒット
しなかった当院HPですが現在「スガワラ歯科
」で検索すると88件ヒットします。おかげさ
まで各歯科医院検索サイトにもリンクを貼っ
て頂き、そのためアクセス数も増えたのでは
ないかと思います。アクセス数が増えるに伴
い今後より一層患者さんのためになる情報を
提供していかなければならないと考えていま
す。
 なお、トップページの更新履歴はどうして
も下に長くなってしまって見辛いので今回か
ら別ページに移動しました。


2005年7月10日
 今回の更新で電動歯ブラシについて解説し
ていますが、超音波歯ブラシというのは製品
化されてまだ日も浅く様々な混乱を招いてい
ます。結論から言いますと音波歯ブラシと超
音波歯ブラシとでは電動歯ブラシの種類をご
覧になっていただけばわかるように全くの別
物と考えていただきたいということです。
 まず最初に音波歯ブラシが製品化され、メ
ーカー曰く「歯科医院で使う超音波スケーラ
ーのように歯石も除去できる」というもので
そのため歯科材料業者でも音波歯ブラシのこ
とを超音波歯ブラシと称して説明されていた
りしました。まだ超音波歯ブラシが製品化さ
れていないにもかかわらず「音波歯ブラシ=
超音波歯ブラシ」と混同されてしまったよう
です。
 それからしばらくしてから超音波歯ブラシ
が製品化されてきました。当然音波歯ブラシ
の高速版なのでさぞ強力なのだろうと、当初
歯科材料業者や歯科医師は認識しました。私
たち歯科医師は患者さんに勧めることができ
る製品であるかどうか確認するためにそのよ
うな製品が出た場合真っ先に購入して使用し
てみます。私はそれまでにテストで使用して
気に入った音波歯ブラシを常用していました
が、新製品の超音波歯ブラシを使用してみる
と明らかにパワーが弱いのです。その当時は
これで本当に充分なブラッシング効果が得ら
れるのか疑問に感じました。
 ところがその後超音波歯ブラシは歯周病の
原因となるバイオフィルムの除去効果が高い
ことがわかってきました。当初メーカーでも
そのことに関して積極的に解説または広告し
ていなかったため、単にパワーが弱いだけの
電動歯ブラシと誤解されたようです、
 また混乱を招いた要因のひとつに音波歯ブ
ラシのメーカー広告では「毎分30,000ストロ
ーク」等と記載されているのに対し超音波歯
ブラシの広告では「1.6MHz」等と記載されて
いることがあげられます。毎分と毎秒で単位
が全く異なるわけで、さらにストロークは片
道、Hzは往復の違いもあります。毎分30,000
ストロークをHzに直すと250Hzになり超音波
歯ブラシの1.6MHzにはほど遠いことがわかり
ます。1.6MHzの超高速で重いブラシヘッドを
振動させるのは不可能です。音波歯ブラシは
実際にそのストローク数でブラシヘッドが振
動しているのに対し超音波歯ブラシで超高速
で振動しているのはヘッド内部の超音波発振
子でブラシヘッドははるかに遅い140Hzとか
で振動しているのです。
 最近ではメーカー側でも超音波歯ブラシは
手用歯ブラシのように動かしてブラッシング
することを推奨しているところも出てきまし
た。私が見た広告で「電動であることをやめ
ました。手用歯ブラシのように使ってくだい
。」という感じの文章がありました。正確な
文章は資料を探してみたのですが見あたりま
せんでしたがそのようなニュアンスの文章で
いた。ここまで来ると電動歯ブラシの意味が
ないのではと思われますが、散々混乱させら
れた超音波歯ブラシ今後さらなる改良が施さ
れるよう望みます。
 メーカーとの関係もありますので、ここで
どの機種が良くてどの機種が悪いということ
は言えませんが当院待合室内に推奨する電動
歯ブラシを掲示しておりますので参考にされ
るとともに以上の件を踏まえて電動歯ブラシ
を選択してください。


2005年3月30日
 本年4月1日から個人情報保護法が施行され
ます。当院でも先日、歯科医師会より配布さ
れた関連ポスターを待合室に貼りましたので
ご覧になった方もいらっしゃるかもしれませ
ん。ところがこのポスター非常に難解なこと
が書いてあり患者さんにとって安心できるの
かできないのかさっぱりわからないのではな
いかと思います。そこで具体的な当院の個人
情報保護方針を作成いたしました。
 医療従事者には守秘義務というものがあり
ますので個人情報保護に関しては以前から慎
重に行なわれています。当院でも開業当初か
ら個人情報に関しましては慎重に取り扱って
おりますので、ここであらためて対策しなけ
ればならない部分はあまりありません。当院
の方針は上記リンク先の通りですので参考に
なさってください。なお新たに対策を施され
たものは随時追加していく予定です。
 ところで個人情報と言えば、たとえば歯科
医師会や保険医協会(あくまで例です)その
他加入するときに住所・氏名・生年月日・電
話番号・FAX番号などを記載するわけです。
これらのデータは会員名簿という形で知らな
いうちに他人に渡ってしまいます。様々な名
簿に掲載されていたりしますが名簿にデータ
を載せることに了解を求められたことは一度
もありません。
 同じ会員だけが見る名簿であれば良いので
すがいつの間にか業者さんの手に渡っていた
りします。FAX番号が各種名簿に載るととん
でもない量の勧誘や商品紹介などのFAXが到
着します。これらに使われるFAX用紙代も馬
鹿になりませんし大量のゴミを発生すること
にもなります。そこでFAXの回線を変更する
ついでに番号を変更して公表しないようにし
ました。そうすると当然迷惑FAXは全くなく
なりました。しかしせっかく存在するFAXを
使わないのももったいないので業務上資料を
送ったり送ってもらったりするわけです。そ
うすると間もなく見知らぬ業者さんからFAX
が届きます。その辺でどこから番号が漏れた
のかわかってくるのですが、かなりしっかり
した会社と思われるところでも個人情報の扱
いは甘いように思われます。
 つい最近クレジットカード会社の個人情報
漏洩が多発しましたが、こちらの方は情報の
量が多いためもっと深刻です。勤務先・年収
・借金額・ブラックリストの有無・持ち家か
そうでないか・家族構成などがデータベース
化されているわけですからもっと慎重に扱っ
てほしいものです。カード会社の関連会社な
のかカード会社から情報を譲り受けたのかは
わかりませんが「○×カードの会員の皆様に
特別なお知らせ」というようなダイレクトメ
ールがたまに届きます。情報元を明記してい
るあたりは好感が持てますが別のカードも持
っていると、同時に「□△カードの会員の皆
様へ特別なお知らせ」というダイレクトメー
ルも届きますので全然「特別」じゃなかった
りします。
 そのように様々な会社からダイレクトメー
ルが届くわけですが、一番困るのが生命保険
会社からのダイレクトメールです。これは中
に申込書が入っていてこちらの住所・氏名・
生年月日がすでに印刷されていてあなたの年
齢は何歳だから保険料はいくらになりますと
書かれているわけです。申込の時楽なように
との配慮なのでしょうが、通常は開封せずに
捨てるところこのようなダイレクトメールで
すといちいち開封してシュレッダーにかけて
から捨てないといけません。生年月日などを
どこで入手したかは置いておいても、このよ
うなダイレクトメールは迷惑なのでやめてほ
しいものです。
 今回の個人情報保護法により、これらの状
況が改善されるとよいのですが、あまり変わ
らないかもしれませんね。




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