Q:初めて歯医者に行くのですが
A:歯科医院へ行ったら何をすればよいのか、何を持っていけばよいのか、何をされるか大変
不安を感じられる方も多いと思います。当院の例にはなりますが、予約を取って帰宅する
までの流れを順を追って解説していますのので以下の初めて当院を受診される方へをご
参照ください。
Q:歯科検診で渡された図の見方がわかりません。
A:別ページ参照
A:市販のマウスピースは購入して自分で合わせるものが多いため適合が良くありません。
それに対し当院及び歯科医院で作るものは高い圧力でプレスして作られますので良く
フィットしてさらに薄く違和感が非常に小さいのです。適合が良いと簡単には外れず、
スポーツ時の口の周りの外傷や脳震とうを高い確率で予防することができ、噛み込む
力もアップしますのでパフォーマンスの向上が期待できます。(写真)
A:正確には歯科で用いられるものは麻酔ではなく、笑気吸入鎮静法と呼ばれ鼻にマスクを
して低濃度の笑気を吸っていただきます。全身麻酔と同様の方法なのですが低濃度であ
り意識を失うことはありません。歯科治療に恐怖感、不安、不快感を抱かれる方に用いる
ことによりそれらの不快症状を取り除きます。簡単に言いますと歯を削ったりするときの恐
怖感を和らげ安心感を与えることができます。そのほか高齢の方、高血圧・心疾患のある
方で歯科治療によるストレスを避けたい場合や嘔吐反射のある方、小さなお子様等にも
ご使用いただけます。通常、深い虫歯を削るとき、神経を取るとき、歯を抜くとき、歯肉が
腫れて膿を出すとき等に用いられ、これらの治療の場合は健康保険適応となります。
A:厚生労働省と日本歯科医師会が展開しているキャンペーンで、80歳になっても20本、自分
の歯を保ちましょうというものです。分かり易く言いますと、一生自分の歯で楽しい食生活と
健康な日常生活をおくるために子供の頃からの正しいデンタルケア(歯磨き及び早期治
療)と青年期のセルフケア(正しい歯磨き習慣)を心がけましょうということです。
A:下の図をご覧になっていただけばお分かりになると思いますが、まず歯の中心部に歯髄(神
経)がありましてそこには根の先の根尖孔より血管と神経が入り込んでいます。その周りを
覆っているのが象牙質で、さらにその周りを歯の頭の部分(歯冠部)ではエナメル質が、歯
の根の部分(歯根部)ではセメント質が各々覆っています。エナメル質、象牙質、セメント質
の3つは硬組織と呼ばれリンやカルシウムの無機質を含んでいます。
硬組織としての硬さはエナメル質>セメント質>>象牙質となっていまして虫歯もエナメル
質に限局している場合は進行が遅いのですが象牙質まで到達すると一気に進行が速くなり
ます。
その歯は顎の骨(顎骨)から繋がる歯槽骨という骨に植わっています。歯槽骨と歯の間に
は歯根膜という結合組織が介在しその歯根膜により歯と歯槽骨が結合しています。歯根膜
は食べ物を噛んだときのクッションと役割をするとともに、噛んだものが硬いか柔らかいか等
を感じるのに役立っています。また歯周病などで歯根膜が炎症を起こすと歯が浮いたり噛ん
で痛かったりということが起こります。
(株)ナルコーム 文例達人2よりイラスト一部転載
Q:永久歯、乳歯は各々何本ありますか?
A:別ページに記載
Q:歯にはどのような種類がありますか?
A:別ページに記載
Q:象牙質知覚過敏症とは何ですか?
A:別ページに記載
A:まずご留意いただきたいのはキシリトールは虫歯を予防する魔法の薬ではなく、砂糖と同じ
甘味料であるということです。砂糖が虫歯原因菌(ミュータンス菌等)を活性化し虫歯を引き
起こすことはよく知られていますが、その砂糖の代わりの甘味料(代用甘味料)としてキシリ
トールが注目を浴びているわけですがソルビトール、マニトール、エリストール等も虫歯を誘
発しない代用甘味料としても良いのです。虫歯になるかどうかの指標として唾液や歯垢の
pHをどの程度低下されるかというものを使用しますがキシリトールだけが特別優れている
わけではありません。
確かにガムを噛むことにより噛んだ歯だけには歯垢の除去効果はありますし唾液の分泌
を促進し口腔内の洗浄効果があることも分かっておりますし、そのガムにキシリトールが含
まれていることにより歯垢や唾液のpHが低下しないためミュータンス菌の総数が減ることは
確認されています。しかしこれはあくまで従来の砂糖と比べて虫歯になりにくい甘味料である
というだけであり、積極的に服用することにより虫歯を防止する薬剤ではないということです。
A:睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは睡眠中に10秒以上の呼吸停止が1時間に5回以上または7
時間に30回以上起こる病気と定義されていますが、放置すると命にも関わり交通事故、労働
時事故等の原因になります。詳しい原因や症状はここでは省きますが歯科が担当する治療
法としては夜寝ている間に口の中に装着するマウスピース(スリープスプリント)による補助的
な治療になります。
これは無呼吸状態のときに気道が塞がった状態になるため、それが塞がらないように下顎
を前下方に引っ張った状態に固定するマウスピースです。あくまで補助的な治療と言いました
のはそのままの状態では寝るときにずっとスリープスプリントを使い続けなければならないか
らです。それを外しても無呼吸状態にならないようにするためには歯科の領域外になりますが
外科手術、肥満や合併症の治療等を行なわなければならないことが多いでしょう。
歯科では睡眠時無呼吸症候群の診断をすることはできません。そのため内科や呼吸器科
あるいは睡眠時無呼吸初稿群の専門医にて検査を受ける必要があります。当院でスリープ
スプリントを作るためには、それらの医療機関で検査を受け紹介状または依頼書を持参いた
だかなければなりませんのでご注意ください。
上の歯用と下の歯用のマウスピースを各々作り最終
的に口の中で上下のマウスピースを接着します。
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